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【春闘総決起集会】介護分野へ投資必要

 連合愛知は2024年3月3日に春季生活闘争1万人総決起集会をエディオン久屋広場で開き、連合愛知傘下の組合員ら約9500人が参加した。

集会では、今春闘で経済の好循環を回すためには、大手組合だけでなく、中小企業の賃上げが欠かせない。物価上昇を超える賃上げが必要。原資となる労務費の価格転嫁への理解の浸透が重要であると呼びかけた。

 また、官公部門の決意表明では、自治労名古屋の近藤さんが介護現場の実態を語り、「近い将来、全国で69万人の介護人材不足が叫ばれます。賃金の低さは、介護報酬のプラス改定では追いつかず、全産業平均と差は開くばかりです。能登半島地震などで、公立の医療、福祉施設の重要性は見直されてきています。介護分野でも、人員不足や担い手育成へ投資が必要です。この事を念頭に取り組みます」と決意を述べた。