• 公共サービス従事者のための労働組合

VRで感覚障害追体験

 岡崎事業団労組は2023年10月19日と20日に共済学習会とⅤR体験会を開き、両日で約50人が参加した。体験会では、発達障害をテーマにシルバーウッドの大野さんから講演を受けた。

 大野さんは「ⅤRは当事者の視点を体験でき、感情面で共感できるもの。感覚や視覚過敏などの体験を通じ、日常には過敏に反応してしまうものが溢れていることや、感じ方を理解することが大切」と述べた。

 また「触覚過敏だと服の肌触りや、つま先立ちで歩いて感覚を得る子供もいる」と例を挙げ「過敏さは感覚の特性が色濃く表れるかどうかの違い」と述べた。参加者は「当事者の日常生活を体験し、対応を考えるきっかけになる」と話した。